1. HOME
  2. ブログ
  3. 経営術
  4. 儲かる会社と儲からない会社の違い

財務コンサルコラム

 

経営術

儲かる会社と儲からない会社の違い

こんにちは。
本日は、財務の視点で儲かる会社と儲からない会社の違いをお伝えしたいと思います。

“儲かっている”という言葉は“利益が出ること”と“キャッシュが会社に残る”ことを分けて捉える必要がありますが、今回は“利益が出ること”について考えたいと思います。

利益を決算書からとらえると、
売上から原価を差し引いた、売上総利益(粗利)
粗利から販売管理費を引いた営業利益
営業利益から、金利等の営業外収益を差し引いた、経常利益に分類されます。

今回は、本業の稼ぐ力を図るといわれる営業利益の観点でお伝えします。

儲かっていない会社の特徴として、売上総利益率(粗利率)が低い、営業利益率が低いということがまずはあげられます。

売上総利益率(粗利率)が低い原因で一番多いのが、採算の合わない取引先や商品(サービス)が存在することが上がられます。
そんなこと基本的なことじゃないか?とお考えの方が大半と思うますが
今までのお付き合いでやめられない
売上ボリュームが減るのが怖くてやめられない
利益のある取引もあり、そうでない取引もあるのでトータルでは利益が・・・・
値上げを切り出すと取引が無くなりそうで・・・

意外に取引先や商品ごとにどれくらい利益が出ているかといった管理ができていないケースが多く、管理ができていても行動に移せていないケースが本当に多いです。

まずは、リストアップから始められてはいかがでしょうか?

つぎに、売上総利益(粗利)に対して、販売管理費が高いとなかなか営業利益が残すのが難しくなります。

販売管理費の中でも人件費に占める割合が高く、社会保険料も含めたコストマネジメントは重要事項です。

儲からない会社では、ベテランの経理社員が職人芸のごとく非効率な経理業務を行っているケースが多く、時間も費用も肥大化しているケースが散見されます。

現在の会計ソフトは、銀行口座やカード会社と自動連係で繋ぐことが可能ですので現金以外は数字の入力は必要ありません。仕訳もAIが過去のデータを元にほとんどしてくれるため従来の作業と比較して1/10に激減したといわれています。

社員さんまかせでは、今までのやり方を変えるのに抵抗があったり自ら効率的な手法について情報収集を行うには限界があるのが現実です。

儲かっている会社では、トップ自らが情報を取りに行き、トップダウンで効率的なやり方を推進されています。例えば経理であれば自動化されて余った経営資源を今までできなかったことにどんどん投資をされるため成長が加速されていきます。

いかがでしたでしょうか。
売上を伸ばすだけでなく、ちょっとしたやり方を見つめ直すことで営業利益の残り方は全然違ってくるんですね。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事